地震観測記録による表層地盤のモード解析及びモデル同定解析-株式会社バイブラントシステム開発
株式会社 バイブラントシステム開発
Vibrant System Development Co.,Ltd
地盤の適用例
逗子市の観測地点周辺の表層地盤構造を図9に示します。同図の各種物性値、即ち、単位体積重量w、せん断波速度Vs0、層厚はボーリングデータに基づいています。解析で使用した
鉛直アレー地震観測記録は、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(M=9.0)の地表面記録(K1)および基盤記録(K6)です。観測記録は首都大学東京都市環境学部の小田義也先生
よりご提供頂きました。
「時間領域のモード解析」は、運動方程式に関して、基盤K6の加速度記録を入力、地表面K1の加速度記録をその出力と仮定して行いました。扱った記録は水平2成分(NS、EW)です。
ところで、鉛直アレー地震観測システムを設置する際には、地震波の伝播性状を調べるためボーリング調査が行なわれますが、本解析例のように、一般に、その調査結果より作成される数値モデルの増幅特性は、観測された地震記録の同特性に比較して大きく異なります。防災上、表層地盤情報はたいへん重要であり、地震観測結果に基づいて、同定解析等により、ボーリングデータを見直す必要があります。(参照 解析例)

図9 解析対象地盤の構造
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