E-ディフェンス振動試験記録による超高層建物のモード解析-株式会社バイブラントシステム開発
株式会社 バイブラントシステム開発
Vibrant System Development Co.,Ltd
超高層RC造建物の適用例
鉄筋コンクリート造建物の長周期地震動に対する耐震性を調べるために防災科学技術研究所兵庫耐震工学センターのE-ディフェンスを使用して振動試験「長周期地震動に対するRC造建築物の安全性検証方法に関する検討」が実施されました。対象試験体は、実在する階高3m、高さ60mの超高層RC造建物を参考にして作成されました。図6に試験体の軸組図および外観図を示します。参考建物の1/4縮尺、即ち、階高0.75m、高さ15mのRC造建物です。振動試験は、入力地震波として2011年東北地方太平洋沖地震の観測波および南海トラフを震源とする三連動地震を想定して作成された模擬波が使用され、建物が終局状態に至るまで行われました。
その後、振動試験データは防災科学技術研究所の「ASEBI」で公開されましたが、弊社で開発した時間領域のモード解析の精度の確認および向上のために同データに対してモード解析を適用し、動的特性に関する検討を試みました。解析は、振動台に固定されている1Fの記録を建物に対する入力波、3FからRFまでの奇数階計10階分の記録をその応答と見なして行いました。解析では、水平2成分(x、y)および上下成分(z)を使用しました。
本解析では、上記のように国立研究開発法人防災科学技術研究所「ASEBI」より課題名「長周期地震動に対するRC造建築物の安全性検証方法に関する検討」の実験データを使用しました。また、図6の外観図も「ASEBI」より借用しました。ここにお断りします。

図6 解析対象建物の軸組図および外観図